ヘルメットをコレクションしていると保管にも気を使います。
ヘルメットを正しく保管しないと性能を落としてしまう恐れがあるからです。
保管状況のよくないヘルメットをかぶって転倒してしまったら、命にかかわることになってしまいます。
ヘルメットを長く使うためにも保管方法についてと紹介します。
ヘルメットの保管場所
ヘルメットに衝撃を与えない場所に保管してください。
ヘルメットは大きな衝撃が加わると、衝撃を吸収できなくなってしまい、本来の能力を発揮できなくなるためです。
メーカーからの見解によると、手に持った高さから落としたくらいでは、地面がコンクリートでも問題ないそうです。
しかし、リスク回避のため低めの場所で落下のリスクが少ない場所に保管したほうがいいでしょう。
バイクに乗って帰ってくるとついつい玄関においてしまいがちですが、結構場所をとります。
掃除の邪魔になったり、家族に蹴り飛ばされたりする恐れがあるので、邪魔にならないように保管しましょう。
高温多湿な場所も避けよう
ヘルメットの衝撃吸収ライナーは発泡スチロールが使われていて、湿度が高い場所に保管していると劣化しやすくなります。
また、内装のスポンジも水分を含むと加水分解を起こします。加水分解とはスポンジが水分と結びついてボロボロになってしまう現象です。
風通しがいいからと雨ざらしになる場所はNGなので、できるだけ乾燥していて風通しの良い場所を選びましょう。
直射日光はNG
直射日光が当たる場所に保管していると塗装がくすみ、ゴムパーツが固くなりひび割れを起こしやすくなります。
高温になるので衝撃を吸収する発泡スチロールにも悪影響です。
適切な保管方法
長期間保管する場合、ヘルメットを洗ってきれいにしましょう。
しっかり乾燥させて、水分の影響を受けないようにビニール袋にいれて乾燥材と一緒に保管します。
もう使用することがなくても、コレクションとしてとっておきたい場合は内装やパーツの劣化を防ぐようにしましょう。