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ヘルメットの外装コーティング方法!種類・手順・注意点を解説

ヘルメットの外装は、日々の走行で汚れや傷が付きやすいもの。そこで役立つのが「コーティング」。適切なコーティングを施せば、美しさを保ちながら耐久性も向上する。ここでは、ヘルメットのコーティング方法について、種類や手順、注意点を詳しく紹介。

ヘルメットの外装コーティングとは?

外装コーティングとは、ヘルメットのシェル(帽体)の表面を保護するための処理。主に汚れの付着を防ぎ、傷がつきにくくなる効果がある。また、ツヤを出したり、撥水性を向上させたりと、見た目と機能性を同時に向上させられるのも魅力。

コーティングのメリット

  • 汚れが付きにくい
    ホコリや虫の死骸、雨水などが表面に残りにくくなる。
  • 傷がつきにくい
    コーティング層がシェルを守ることで、細かい擦り傷が減る。
  • ツヤが長持ち
    光沢のあるタイプのコーティングを施せば、新品のような輝きを維持しやすい。
  • 撥水性アップ
    雨水を弾く効果があるため、雨の日の視界がクリアに。

ヘルメットのコーティング種類

コーティング剤にはいくつか種類があり、それぞれ特性が異なる。用途や好みに応じて適したものを選ぼう。

ワックス系コーティング

車やバイクのボディにも使われるワックスをヘルメットに施す方法。
手軽に使えるが、効果の持続期間は短め。

特徴

  • 艶が出やすく、見た目の美しさが際立つ
  • 比較的安価で手軽に施工可能
  • 汚れをはじきやすくなるが、耐久性は低い

ポリマーコーティング

樹脂をベースとしたコーティング剤を使用。ワックスより耐久性があり、ツヤも持続しやすい。

特徴

  • ツヤと撥水性を両立
  • ワックスより耐久性が高く、効果が数ヶ月続く
  • 比較的簡単に施工できる

ガラスコーティング

ガラス成分を含んだコーティングで、最も耐久性が高いタイプ。しっかり施工すれば長期間効果が持続する。

特徴

  • 高い耐久性で効果が長持ち(半年~1年以上)
  • 硬質な被膜を形成し、小傷がつきにくい
  • 撥水性・防汚性に優れているが、施工に手間がかかる

コーティングの手順

適切な手順でコーティングを行うことで、効果を最大限発揮できる。

1. ヘルメットの汚れを落とす

まずはシェル表面の汚れをしっかり落とす。汚れが残っていると、コーティングがムラになったり定着しにくくなる。

準備するもの

  • 中性洗剤
  • 柔らかい布やスポンジ
  • マイクロファイバークロス

手順

  1. 中性洗剤を水で薄め、スポンジや布で優しく拭く
  2. 汚れが落ちたら、水で洗剤をしっかり流す
  3. 乾いた布やマイクロファイバークロスで水分を拭き取る
  4. 風通しの良い場所で完全に乾かす

2. コーティング剤を塗布する

選んだコーティング剤をヘルメットに塗布する。

手順

  1. コーティング剤を柔らかい布に少量取り、薄く均一に伸ばす
  2. ワックス系ならすぐに、ポリマー・ガラスコーティング系なら時間をおいて乾燥させる
  3. 乾燥後、マイクロファイバークロスで拭き上げる

3. 仕上げとチェック

全体の仕上がりを確認し、ムラがある場合は丁寧に拭き取る。撥水性を確認するために水を少し垂らしてみるのもおすすめ。

コーティングの注意点

1. ヘルメットの素材を確認する

ヘルメットの塗装や素材によっては、使用できないコーティング剤がある。特にマットカラーや特殊塗装のヘルメットは、ツヤを出すタイプのコーティングが適さない場合もあるため、事前に説明書を確認しよう。

2. シールドには使わない

シールド部分にコーティング剤が付着すると、視界が歪んだり曇りやすくなる可能性がある。施工時はシールドを外すか、マスキングして保護するのが安心。

3. 施工環境に注意する

ホコリが舞いやすい場所や直射日光が当たる場所での施工は避ける。ホコリが付着するとムラになりやすく、直射日光下ではコーティング剤が乾燥しすぎて仕上がりに影響が出ることもある。

4. こまめにメンテナンスする

どんなコーティングでも時間が経つと効果が薄れるため、定期的なメンテナンスが必要。汚れが目立つ前にこまめにクリーニングし、必要に応じて再施工しよう。

まとめ

ヘルメットの外装コーティングは、汚れや傷を防ぎ、美しさを長く維持するために有効。ワックス系・ポリマー系・ガラス系といった種類があり、それぞれ特徴が異なるため、自分の用途に合ったものを選ぶことが重要。

適切な手順でコーティングを施せば、ツヤのある美しいヘルメットを長く楽しめる。日頃のメンテナンスと組み合わせて、大切なヘルメットをしっかり守っていこう。