内装セットは複数持っておこう
ヘルメットというのは内装がじかに顔に当たるので、皮脂などで汚れることが多いものです。
特にメイクする人はメイクが内装にくっついて汚れてしまうこともありますので、できるだけこまめに手入れをしたいものです。
ヘルメットシェルはたとえ排ガスや雨、泥などで汚れても拭けば簡単に取れますが、内装の場合には洗浄しなければ汚れを取ることができません。
内装は洗った後、乾くまでに時間がかかるので、内装セットは何枚か持っていた方が便利です。
洗いすぎてクタクタになった内装には愛着がわくものですが、使いこなした内装はフィット感の点で問題が出てきますので、ある程度ボリュームがなくなったら新しいものに取り替えることが大切です。
内装の外し方・付け方
ヘルメットの内装は、まずチークパッドから取り外します。
チークパッドは帽体のフロント側に爪で固定されていますので、爪をゆっくりと丁寧に外して チークパッドを取り出します。
次にセンターパッドですが、センターパッドは前側と後ろ側の2箇所ずつがホックで止まっていますのでこれを外せばいいだけです。
内装を装着する際にはまず最初にセンターパッド、次にチークパッドを逆の手順で取り付けます。
内装を新しいパッドに取り替える時も、同じ手順で古い内装を取り外し、新しいものを装着します。
ヘルメットの内装はヘルメットサイズに応じて選ぶ
ヘルメットのセンターパッドは帽体サイズに応じて適したものを選ぶようにします。
ヘルメットサイズはシェルの内側に記載されている他、レシートにも明記されているはずですので、まずはチェックしておきましょう。
XSサイズの帽体に対してはII-10mm、Sサイズの帽体にはII-7mm、Mサイズの帽体にはIII-10mmというように、対応するセンターパッドは自動的に決まっています。
チークパッドに関しては、ヘルメットのかぶり心地を試しながら選ぶことになります。
最初にヘルメットを購入した際についてきてチークパッドを基準にして、より厚みのあるものを選ぶか、薄いものを選ぶかを決めます。
現在使っているチークパッドの厚みは、チークパッドの裏側に印字されています。
チークパッドの厚みは5種類前後用意されているメーカーが多いようです。
ヘルメットの世界的なメーカーとして有名なアライにはヘルメットの内装が37種類用意されており、頭部をぴったりと保護してくれる理想の内装を探すことができます。
価格的にもヘルメット全体を交換するよりも安上がりですので、毎日バイクに乗る人なら年に一度はヘルメットの内装を交換するのが理想的かもしれません。
バイクに乗る際には快適な走行を目指すと同時に、安全性にも十分に留意したいものです。