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Arai(アライ)

Araiの歴史

ヘルメットメーカーとして知られるAraiですが、会社の始まりは現社長の父である新井唯一郎さんが帽子屋を創業したことから始まります。
1937年には大宮市に工場を建てて作業保護のための帽子の製造が始まりました。

現在のようにオートバイのヘルメットが作られるようになったのは、現社長がオートバイのライダーであったことが背景にあります。
オートバイ用のヘルメットを2代目が自作したことで後々製造が行われるようになります。

1970年代にはモータースポーツをするレーサーにヘルメットを提供したことがきっかけでAraiのヘルメットが評価され、現在でも多くの選手がAraiのヘルメットを使用しているのです。

特徴的なフォルム

ヘルメットは事故などから命を守る目的で使用されるアイテムですが、衝撃を逃がすために重要となってくるのがヘルメットのたまご型のフォルムです。
衝撃逃しのための丸いフォルムの進化は今現在も進んでいます。

さらにヘルメットの形以外にもかわすための性能を追及しているのもAraiの特徴です。
文献などが少ないため、レースなどの経験を参考にかわす性能に関する研究が行われてきました。

衝撃を逃がすためのこだわりのある丸いフォルムと、Araiが着目したかわす性能が組合わさることによって、Araiの安全性の高いヘルメットが実現しています。
単なるヘルメット販売ではなく、ライダーを守るためのアイテムでライダーを護ることを大切にしています。

コストにこだわらない

商品を製造する過程では、作る際にかかるコストも一般的には重視されがちです。
しかし、Araiはそういったコストに徹底的にこだわっているというわけではありません。
Araiが大切にしているのは、ライダーの命を危険から守ることです。

それを実現させるためであれば、コストがかかってしまうような素材や設計であっても採用しているところが魅力です。
低コストで安全性の低いアイテムが販売されてしまうということもAraiであれば起こらないでしょう。

これができるのも、創業から現在まで創業家によって経営が行われていることが背景にあります。
この背景から、外部資本に影響を受けない分高コストでも採用し、ライダーを守るための製造を続けることが可能になっています。

小さな改良の積み重ね

厳しい要件をクリアしなければ取得できないスネル規格ですが、それもAraiにとっては通過点でしかありません。
本当の事故というのは常に予測が不可能であり時に想像以上の衝撃をライダーに与えます。

そのためAraiではスネル規格を取得してもその先を目指しています。
実際に起きたさまざまなシーンでの検証を行ったうえで安全性を高めるためにすべきことは例え小さなことであっても改良を繰り返してきました。

安全性を保障する規格はしっかりと取得しながらも、さらに上を目指していく姿勢があるからこそ、製品の安全性を常に高めることが可能になっています。
それがAraiのヘルメットが多くのライダーに利用されている理由とも言えるでしょう。